2012年1月18日水曜日

宿輪ゼミ「通貨のすべて」に行ってきました。

第102回宿輪ゼミ「通貨のすべて」に参加してきました。
あまり細かいところは書けないのですが、感想などを。
いろいろオフレコな話もあったのですが、これは実際に行ってみて伺うのがいいのかなと思います。
また、ひょっとしたら曲解してる部分があるかもなので、見つけたらご指摘願いたく。

・国債と通貨
国家の金融商品として、国債と通貨がある。
その違いは何か?期限と金利の有無である、というお話。
なるほど、日本は国債はじゃんじゃん刷ってますが、「日銀券ルール」の呪縛なのか、欧米みたく通貨をじゃんじゃん刷ることはしないですね。
FRBやECBみたく日本も緩和すれば良いのにという話は巷に溢れていますが、BOJは何故刷らないのかという話をちゃんとした方がいいんじゃないかなと仰ってました。

ここで、こんな話を思い出しました。確か竹中平蔵氏が出演していた「激論クロスファイア」という番組だったと思います。
アメリカのサマーズが日銀幹部に「マネーを増やしてデフレ脱却すべきだ」と言ったら、日銀幹部は「そんなことをしたら日銀のバランスシートがどんどん大きくなる。」と反論した。それを聞いていたサマーズは「So what ?」と言った。

・日銀介入について
超意訳すると…
輸出企業「一番いいレートを頼む」
BOJ「わかった、でも3時間だけな。その間に予約をすませるんだよ」
ということです。だからすぐ戻っちゃうんですかね。

・ユーロ安
アメリカのGDPが良い→(うちは余裕だし)まぁユーロ安にしてやって輸出を伸ばしてやってもいっかな→アメリカの格付け会社が欧州の格付けも下げちゃう
的なストーリーだったかと記憶しています。
あと、ユーロ圏の報道はロンドン経由で入ってくるので、非ユーロ(通貨的な意味で)のイギリスにとってはユーロdisなニュースが多いんだそうです。これは新鮮な話でした。
NHKの朝のニュースで「欧州債務危機=ユーロ安」的な報道があったのですが、違和感を感じてました。ユーロ安は欧州の輸出を伸ばす原動力になるんじゃないかしらと。
私のニュースに対して感じていた違和感と同じで、とても共感できました。実際レートを追っていて思うのですが、危機=安いとは限らないと思うのですね。新興国通貨ならまだしも、第2の基軸通貨的立場にあるユーロだし。

・コモディティ系の通貨
オーストラリアドル・ブラジルレアルについては、中国に依存。金利は高くなくなっても、株が上がるので買われやすい、といった感じの話。
中国の指標でAUDが思いっきり動くのは一部で有名な話ですが、そういう背景があるんですね。
あと、AUD,NZDみたいなユニオンジャック系は(通貨ペア的に…なのかな?)先に表記されるケースが多いんだそうです。AUD/USD, NZD/USD | USD/JPY, USD/CAD たしかに。。。
私見ですが、AUDはNZDを置き去りにして上昇してるような感があります。けっこうAUDショートを組むんですが、よく生き残ってるなと思ったり。まぁ短期ですからね…

他にもいろいろ思うところがあったのですが、とりとめがなくなるので以上としたいと思います。

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